ありそうでなかった!?窓ガラスに直接塗って遮熱&目隠し!不要になったら剥がせる水性塗料の登場です。
暑い季節の熱対策、何ですれば良いのか…。家屋の温度を上げる大きな要因の一つが窓ガラスからの太陽光とも言われています。フィルムは案外施工が難しく、材料費もそこそこかかる。ならば塗料はどうだ?というとさらに敷居の高いモノだったのですがターナー色彩からこんな品が登場しました。
この製品の最大のポイントはコストパフォーマンス。90*200cmの標準的な窓ガラス2枚分をこの価格でフォロー出来ます。
次に挙げるのは「手軽さ」。マスキングテープ(マスカーも用意出来れば尚良し)での養生はもちろん必要ですが、スポンジかローラーで気軽に塗れます。ここで不安に思われるのは「キレイに塗れるのか?」という心配。はっきり申し上げておきますと「塗れません」。
でもこの品が出てくるのはどういうことか。
ここで言う「塗れません」というのは、まるでシートかフィルムでも貼ったような状態には(多分)なりません、という意味です。スポンジで塗ったり(最終はたたいてなじませます)、ローラーを転がしたりするとどうしても模様のようなもの(ローラーだと「ローラー目」というとわかりやすいでしょうか)が出るのですが、それを逆手に取って「目隠し」として使うことで、遮熱とプライバシー保護を両立させています。DIY用のフィルムも多くは何かしらの模様が入っているものが多いはず。これも(きっと)プライバシー保護だけではなく施工の粗隠し的役割もあるのです。
クリヤーなら適度に透け感が出て、いい風合いに。かつ室内の明るさも保てます。シルバーならしっかり目隠し、夜間は鏡面風に見えます。
クリヤー:日射熱カット率=38% UVカット率=98%
シルバー:日射熱カット率=58% UVカット率=98%
※未施工の窓と比較し約5℃の遮熱効果を計測した実験結果もあるようです。
キレイに塗れなくてもいい(ただ、模様を均一化する努力は必要かも)。あまり難しく考えずトライ出来ます。
しかも不要になったら剥がせるし!
ここもこの製品の大きなポイントです。なので不要というか、失敗して、どうしても気に入らない仕上がりになってしまったら乾かしてポイ!でいいのです。施工して効果を感じて、長く使ってたけど取れない汚れが目立つようになってきたな…というような場面でも剥がしてポイ。再施工するか、フィルムなどをトライするか、はたまた素の状態に戻すのか。その判断もあまり躊躇なくできるのはないでしょうか。
また、夏場に施工し、冬場は剥がして光を積極的に取り入れるという使い方もいいかもしれません。
【ご注意いただきたいこと】
・既に飛散防止シートなどが貼られているガラスには使えません(塗膜が剥がせません)
・網入りガラスには使えません
・水で薄めると模様も上手く出なくなります。薄めずに使用してください
・自動車のガラスには使用しないでください(環境がシビアすぎる、かつ視界が悪くなり危険です)
・施工後の塗膜のお手入れは硬くしぼった水拭きで。洗剤は使用しないでください
メーカー様のサイトには塗り方の動画もアップされています。こちらも参考にしていただくとよりイメージが湧くと思います!
電子カタログ (PDF)
※下記URLクリックで、メーカー公式のカタログページへリンクします
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